バラの鉢植え!初心者もできる育て方は?
[気になる事]
バラって、誰もが知っている美しい花ですよね。
種類もたくさんあって、様々な色があって、甘い香りがして・・・。
今回は、そんな永遠の花の主役のバラを、初心者向けの育て方を紹介します。
そして、バラって、地植えのイメージがあります(私だけ?)が、
実は鉢植えでも育てられるので、今回は鉢植えでの育て方を。
ベランダや狭いお庭でも、きれいなバラを鑑賞できたら素敵ですよね!
バラを育てる準備!
まずは、どのバラを植えるか選びましょう。
バラにはたくさんの品種があり、どれを植えていいのか迷うところです。
鉢植えは絶対これしかダメ、というものはありません。
育てる環境や、どんな花を咲かせたいかによって選ぶことができます。
四季咲きで、初心者なら丈夫なものが良いので、
イングリッシュローズのアンブリッジローズや
クロッカスローズ等が人気があるところです。
横に広がるのを抑えたい、誘引する構造物がないなどというときは、完全直立型のハイブリット・ティ(パパ・メイアンやピース等)を選ぶと良いでしょう。
ハイブリットティは花の咲く期間が短いので、花を長く楽しみたい場合は、イングリッシュローズの、
直立型を選ぶのも良いかもしれません。
アンブリッジ・ローズや、シャリファ・アスマ等は、
横に広がらずコンパクトサイズで育てられるようです。
バラは日当たりが必要ですが、もし余り日当たりが見込めない場合、
日陰に強いバラ(つるバラのニュードーンや、
オールドローズのルイーズオディエ等)を選ぶと良いでしょう。
とにかくたくさん種類があるので、本当は、園芸店に行って、初心者で、
こんな場所で、こんな風に咲かせたいけどどれが良いか?
と相談してみるのが一番良いかもしれないですね。
ちなみに、苗を購入するとき、初心者には大苗がオススメ。
新苗は、その年に接木した若い苗。
安いけれど、花が咲くまで時間がかかります。
大苗は、新苗を秋まで育てた苗。丈夫で花が早く咲きます。
次は、鉢の用意です。
バラには、スリット鉢が最適。
鉢底で根がグルグルまきに成長してしまう「サークリング」を
起こさないように設計されていて、根張りが真っ直ぐ素直に育ちます。
見た目がオシャレに見えないのが唯一の難点?
テラッコタ鉢などに入れたい場合は、
スリット鉢ごとスッポリ入れて育てると二重構造になり、
土の乾燥や寒さから苗を守れるので理想的。
鉢は、大型で深めのものを使用。
種類にもよりますが、上で紹介した、
イングリッシュローズ・ハイブリットティー等は、
径38~40cmほどは欲しいところです。
次に、置き場所を確保しましょう。
鉢植えをコンクリートの上に直置きはNG。
日当たり、風通しの良い場所を選びましょう。
植え付け時期
大苗の植え付けの時期は、10月上旬~翌年の3月下旬
(初めての方は、2月中旬~3月上旬がオススメ)
※新苗の場合は4~5月に植え付けです
土は、初心者の場合、市販のバラ専用培養土がオススメです。
(色んな肥料を混ぜたりする手間がはぶけます)
バラのお世話!
【水やり】
水やりは朝が最適。
特に夏は、高温になる前の涼しい時間帯(または日暮れ後)に与えましょう。
冬の芽吹くまでは、休眠期間なので、余り頻繁に与え過ぎないように注意。
やりすぎで根腐れの原因になることも。
目安は1週間に1度程度。
※水切れ(花が元気がなくなって下を向いてしまう)のときは、
時間帯に関わらずすぐに日陰に移動して水やりを。
与え方は、下から流れ出るまでたっぷりと。
水が跳ねたり、バラの上からまくと、
花を傷めたり葉やけを起こしたりします。
根元に静かに流し入れましょう。
【肥料】
バラは肥料が豊富に必要。
肥料は、「寒肥」「1番花の開花後のお礼肥」「夏の追肥」を行います。
寒肥・夏の追肥は、有機質肥料(油かす、骨粉など)・ばら用配合肥料
お礼肥は、置き肥(IB肥料、ばら用配合肥料)と
液肥(アルゴフラッシュ、ハイポネックス微粉など)
※品種や育ち方によっては、芽出し肥(春先)や花前肥料なども行う。
四季咲きは花を何度も咲かせる分、肥料が多めに必要。
元肥は、必ず根から離して土に良く混ぜます。
追肥は、液体肥料と置き肥がありますが、
置き肥は、臭いの面でも防虫の意味でも、化学肥料が適してます。
【剪定】
ハイブリッドティーの場合、年2回の剪定をします。
冬(2~3月)には、枯枝・弱小枝を取り除いた後、
全ての枝を1/3を残して、外芽の上で落とす。
夏(8月末~9月初旬)には、枯枝・弱小枝を取り除いた後、
全体の1/5~1/4を落とす。その際、外芽の上にはさみを入れる。
その他の種類の剪定方法は、こちらを参考にして下さい。
種類によってかなり違います。
【http://www.rakuten.ne.jp/gold/hana-online/bara_sodatekata.html】
バラは育てにくい花というイメージがありますが、
初心者でも育てられます。
ただ、やはりほっといてキレイに咲くことはなく、
ちゃんと観察して、栄養を補給してあげて、
丁寧に水遣りをして、というのはしてあげましょう!
そして、1日に1回は、花をきちんと観察しましょう。
病害虫が起こっても、すぐに気付いて対処すれば、
害も少なく、消毒なども少量で済みます。
土の選び方も、肥料のやり方も、たくさんのやり方があります。
育てていくうちに、こうしたら花が増えたとか、こうしたら勢いが出たとか、
気付いて改善していくのも楽しみだと思います。
種類も豊富なので、幾つも育ててみても楽しそうです。
憧れのバラを、まずは鉢植えで育ててみませんか?