梅雨明け時期!大阪の予想はいつ?
[季節]
6月22日ころの夏至(げし)を中心として、
その前後約20日程度の雨季の時期を梅雨と言われています。
これは極東アジア特有の気候現象で、
中国の長江流域や朝鮮半島南部、
日本では北海道を除く地域で見られます。
梅雨は「つゆ」とも読まれますが、
梅の実が熟す時期での雨期なので、
「ばいう」とも呼ばれています。
梅雨の期間での雨量は、
西日本で年間水量の4分の1程度、東日本で5分の1程度、
北日本や日本海側で5~10分の1程度が降るのです。
集中豪雨などが続いてしまうと様々な水害を起こしてしまいますが、
この時期の雨量は冬の北日本の雪と同様に、
日本の大切な水資源となっているのです。
過去5年間の近畿地方の梅雨時期と平年予測
2013年から2009年までの過去5年間の、
近畿地方の梅雨入り・梅雨明けは以下の通りです。
(国土交通省・気象庁HP内の資料より抜粋)
2013年
梅雨入り 5月27日頃
梅雨明け 7月 8日頃
降水量(地域平均値) 81%
2012年
梅雨入り 6月 8日頃
梅雨明け 7月16日頃
降水量(地域平均値) 126%
2011年
梅雨入り 5月22日頃
梅雨明け 7月 8日頃
降水量(地域平均値) 95%
2010年
梅雨入り 6月13日頃
梅雨明け 7月17日頃
降水量(地域平均値) 137%
2009年
梅雨入り 6月 3日頃
梅雨明け 8月 3日頃
降水量(地域平均値) 95%
梅雨の入明は平均的に5日間程度の遷移(せんい)期間があり、
その期間中のおおむね中日を指して、
「〇〇日頃」と表現されます。
そして近畿地方の平年予測では、
梅雨入り 6月 7日頃
梅雨明け 7月21日頃
天気予報などでは平年値というものがあります。
これは気候要素の過去30年間の平均値を求めたもので、
10年ごとに改定されているのです。
平年より早く梅雨入りした年は、
早く梅雨明けを迎える傾向が強いようですが、
2009年のように約2か月も続く年もあるので、
なかなか正確に予測するのは難しいようです。
過去5年間では降水量が一年ごとに、
平均越えと下回るのを繰り返しています。
2013年が平均値より少ない81%の降水量でしたので、
今年の梅雨は雨が多いかもしれません。
今年の梅雨明け予想!
今年の桜開花予想はすでに出ていて、
平年並みか早めの3月27日頃に開花するそうです。
桜の見ごろは4月4日らしいので、
梅雨入りも平年並みか、少し早まる気配があります。
また雨量と同じように梅雨入りも早い・平年並みと交互にきていて、
昨年が記録的に早かったので今年は平年並みかやや早いくらいと予想。
ですので梅雨明けは7月15日頃と予想します。
ジメジメして嫌な梅雨を、
好成績でタイガーズが吹き飛ばしてくれることを祈りましょう!
梅雨明け頃から始まる大阪三大祭
梅雨明けが待ち遠しく感じるのは、
ジメジメした気候だけではなく、
大阪では夏祭りの時期に入るからでしょう。
大阪市内では『いくたまさん』と言われ親しまれている、
生玉夏祭り(7月11日・12日開催)を皮切り、
各神社などで数々の夏祭りが行われる。
さらに日本三大祭にも数えられている7月24日・25日の天神祭で、
一番の盛り上がりを見せる。
1000年以上続く祭りの一つで、
特に人気なのが天神祭奉納花火です。
約100隻の大船団のかがり火と、
5000初の花火で演出される光景は必見。
そして大阪中をお祓いする「お清め」の意義もあり、
昔から「おはらい」とも言われている住吉祭。
7月30日に『宵宮祭』、7月31日に『例大祭』、8月1日『渡御祭』と、
3日間行われ、大阪の夏祭りを締めくくるのです。
1か月に満たない期間に様々な夏祭りがありますが、
この三大祭りは歴史的文化イベントとしても、盛大さでもお薦めです。