節分の由来と意味は? 明日は立春!!
[季節]節分と聞くと最近は恵方巻き。進化バージョンもあって、それ巻いた? なんてのも見かけますね。鬼が持っている棒は決して恵方巻きではありません。鬼には金棒ですよ。
一年の中でも節目として重要ポイントの節分。恵方巻きにかぶりつく前に節分の由来や意味を知っておきましょう。
ホントは大晦日? 由来や意味は? 節分は季節も年も新しくなるための重要な日です!
節分の由来は?
節分の次の日は立春。二十四節季という旧暦では立春が新しい年のスタートです。立春は現在の暦ではお正月に該当。お正月の前の日はもちろん大晦日ですね。
さすが吉田神社本格的! 子供泣くよね~♪
その他の季節にも節目は(立夏・立秋・立冬)ありますが、やはり新しい年の前日、2月は最重要視され、今も様々な形で行事が続いています。
節分の意味は?
節分行事のメイン豆まき。中国から伝わった行事が平安時代にはじまり、室町時代には豆をまくようになったという長い歴史をもつ伝統行事です。
旧年の厄や災難を追い払って、新しい年を迎える(ここ重要)ための豆まき。追儺とも呼ばれますね。その昔は朝廷で大晦日に行われた儀式です。
上級職が鬼にふんした下級職員を追いかけるリアル鬼ごっこのような儀式ですが、残念ながら江戸の初めには途絶えたようです。でも民間にはこの追儺がしっかり根付いて節分の豆まきとなりました。
鬼のパンツは必ずタイガーの黒黄しまをはいて下さいね。ヒョウ柄でごまかしはダメですよ。鬼門の「寅」を現す鬼のパンツ、虎柄じゃないと厄は払えません。
節分には柊(ひいらぎ)と鰯(いわし)を玄関口に挿しておくご家庭もありますか? 臭いを嫌う鬼を追い払うためのものですね。柊が、シキミやトベラだったりもしますか?
寒い時期にも緑の葉を保つ常緑樹は生命力も感じ取れます。代表的な柊は葉っぱのトゲトゲも鬼を払うパワーがみなぎっていますよね。
節分の次日は立春!!
2月は如月。まだまだ重ね着をしないと寒い時期ですが暦の上では春です。光の春などとも呼ばれます。紫外線量がググッと増えるので科学的にも証明されているようですよ。
最近立春は、花粉症スタート時期でもあるので手放しで喜べないのが残念です。このあとは東風解凍(はるかせこおりをとく)の季節から春一番を迎える季節に入ります。
現実の季節には少しそぐわない所があるけれど、冬が終わり春が来るのは待ち遠しいものです。春からの新しい生活に向けての準備が本格的になってくるのも立春あたりからですよね。
季節が変わる節分から立春。グルメも満載なこの節目、美味しく食べて乗り切りましょう。