クロッカスの水栽培!球根の選び方とポイントは?
[季節]早春のまだ寒い時期に花を咲かせるクロッカス。
英語では景気低迷後にうんと伸びる会社や業種のことを
クロッカスになぞらえるとか。
冬の終わりを一番に告げてくれるキュートな花ですね。
手軽に楽しめる水栽培で楽しんでみましょう!
水栽培にトライ!
始める時期は秋です。
10月から11月がベストです。
用意するものは、クロッカス専用の水栽培容器。
これならとてもカンタンです。
水を入れた容器に球根を置きますが、
水は球根の底に少しつくぐらいでOK。
水温、室温15℃以下の暗い場所に置きましょう。
暖房の効いた部屋は避けてください。
水が汚れていたら、交換しましょう。
クロッカス専用容器は小さいので水が汚れやすいのです。
最初に根腐れ防止剤を入れておくといいでしょう。
また木炭を入れても浄化作用がありますよ。
根が伸びてきたら、水の量を減らします。
生育には空気も必要とします。
球根の底が水につかないようにしてください。
そして日当りの良い場所に移動します。
水温が上がるとバクテリアを発生させますので
気をつけて。
根が張ると水の交換が大変そうですね。
球根を少し片側に寄せるようにして容器の口と
根のスキマから水を入れ替えます。
根を容器から抜いてしまうと、傷つけてしまいますよ。
よい球根の選び方!
大きくて、ずっしりした球根がいいです。
そして大切なのは球根の底の部分。
ここにキズなどのないことを確かめて。
クロッカスの基本の色は紫。
その他に白、青、黄色、絞りもあります。
水栽培に適するのは、咲かせる花も大輪が
見栄えがしていいですね。
- ジャンヌダルク(白)
- イエローマンモス(黄)
- フラワーレコード(紫)
- ピックウィック(紫に白の絞り)
以上の品種が水栽培に適しています。
反対に小さめな原種は不向きといえます。
他の球根でも挑戦できるの?
どんな球根も水栽培できる訳ではありません。
水栽培の代表選手はヒヤシンスとクロッカス
ですね。
これらは秋植えの球根なのです。
夏植え、秋植えの球根は球根内部に花芽(はなめ)を持っています。
すでに花芽や養分があるため、少ない養分でも芽を出せるのです。
それに対して、多くの春植えの球根や秋植えでも
チューリップなどは成長しながら花芽を作るので
水栽培には適しません。
ほかにも、スノードロップ、ムスカリ、スイセンも
球根内に花芽を持っていますので水栽培できます。
ただスノードロップやムスカリはひとつの球根から育つ
花がやや小さめで華やかさに欠けるように思います。
またスイセンのように背が高すぎて見た目も栽培にも
アンバランスな感じだったりしますね。
お花を育ててみたいけど、なんだか難しそうで・・・。
なんて園芸初心者の方、
水栽培からチャレンジしませんか?