寝汗の原因は何？子供が汗びっしょりで風邪ひきそう！
[生活]赤ちゃんや小さい子供が眠りに落ちた時、
寝顔をのぞきこむと、汗びっしょりで
びっくりすることがあります。
まるでお風呂上がりのように、髪がぬれて
いたり、顔にぽつぽつと汗の玉が浮いて
いたり……。
「これって普通？それとも具合が悪いの？」
「汗をかいたまま寝かせていても大丈夫？」
思わず心配になるママも多いはず。子供の
寝汗のメカニズムを知り、しっかり対策して
いきましょう！
【寝汗のメカニズム】
睡眠時は、起きている時と違って、身体の
活動量がとても少ないもの。
そこで、眠っている間は、起きている時より
体温を低く保つよう、脳が身体に指令を
出します。
つまり、体温を下げるために、汗をかくのです。
眠りに入った直後には、特に多くの汗を
かきます。大人の場合一晩でコップ１杯分
もの汗をかくと言われています。
乳幼児は寝汗が多い
赤ちゃんから、小学校低学年までの小さい
子供は、特に寝汗をかくことが多いです。
寝入ったばかりの赤ちゃんが汗びっしょりに
なっていて驚いたことがある方もいるでしょう。
これは、大人よりも、赤ちゃんや子供の方が
体温が高く、新陳代謝が盛んなためであると
言われています。
眠りに入る時にたくさんの汗をかくのは、
健康な子供にとってごく自然なことなのです。
こんな寝汗はちょっと心配
誰でも寝汗をかくもの。心配しすぎることは
ありません。
でも寝汗がサインとなる病気もあります。
- 以前に比べて、急に寝汗が増えた。
- べたべたした寝汗をかくようになった。
- 呼吸が速く、熱がある。
このような、いつもと違う寝汗に気づいた
場合は、よく様子を見て診察を受けるなど
してくださいね。
寝汗対策
このように、大人とはちょっと違う、子供の寝汗。
赤ちゃんや小さい子供を寝かせる時、どんな
ことに気をつけたらいいのでしょうか。
寝汗が多いのは、眠ったばかりの時。汗を
たくさんかいたまま眠っていると、身体が
冷えすぎてしまうのが心配です。
こんな対策を試してみましょう。
◆背中にガーゼやタオル地の汗取りを
寝入った後に汗をかいていたら、首のところ
からそっと汗取りを抜き取りましょう。
◆赤ちゃんや子供は寝る時に厚着はNG！
毛布や布団など身体にかけるものも厚くし
すぎない。
◆眠った後に、汗をかいていないかチェック
頭や顔の他、首の後ろから背中も特に汗を
かきやすいもの。
汗をかいていたら、そっと拭き取り、上に
かけるものを調整してあげましょう。
パジャマがぬれるぐらい、たくさん汗をかいていたら、
熟睡している間に、そっと着替えさせてあげましょう。
◆汗をかきやすい場所
汗をかきやすいのは、頭、顔、首、背中の
あたりです。
枕や身体の下にタオルを敷いたり、コットン
など汗を吸い取る素材の肌掛けを使用すると
良いでしょう。
体温調整のために自然に起こることで、心配
しすぎることはないのが子供の寝汗。
とはいえ、汗をかいたまま眠るのは気持ちが
悪く、快眠のさまたげになります。
ちょっとした心づかいで、子供は快適な
質の良い睡眠をとることができるのです。
ぐっすり眠って、すくすく育ってほしいですね。