子供が鼻血!正しい止め方と注意点とは?
[生活]お子様が、はしゃいでいるうちに、
鼻血を出してしまう事は、ありませんか?
大人でも、ふとした拍子に、鼻血が
出てしまう事、ありますよね。
そんな時に、あなたがしている、
応急処置の方法は、どんなものですか?
鼻血についての知識は、意外に、
間違っている場合が、多いんですよ。
正しい応急処置の方法
子供が鼻血を出した時、応急処置は、どうしていますか。
ティッシュを詰めて、上を向かせますか?
首のうしろを、叩いたり、していませんか?
実は、これらは、すべて間違いなんです。
正しい、応急処置の方法は、こうです。
- 上体を起こして、少し下を向く
- 小鼻を指で軽くつまんで、5~10分圧迫する
- 冷たいタオルや、氷嚢などで、鼻を冷やす
上を向くと、鼻血が逆流して、
喉に血の塊が、出来てしまいます。
それを飲み込んでしまうと、
気持ち悪くなったり、嘔吐して
しまう、可能性もあります。
鼻を圧迫する時は、水中で鼻をつまむ
ようなイメージで、5分から10分くらい
小鼻を軽く、つまんでください。
圧迫というと、ティッシュを詰めても、
いいような、気もしますよね。
しかし、ティッシュを詰めた後が、問題です。
ティッシュは、鼻の粘膜に、こびりつきやすいです。
そうすると、かさぶたを、はがしてしまうのと
同じで、止まった鼻血が再び出てしまいます。
圧迫するのを、嫌がるお子様には、
ティッシュではなく、脱脂綿を、軽く
添える程度に使うと、いいかもしれません。
また、冷たいタオルや、氷嚢などで、
鼻を冷やすと、血管が収縮するので、
鼻血が、止まりやすくなりますよ。
冷やす場所は、おでこから目、
そして鼻の順番を、おすすめします。
ひとまず、鼻血が出ても慌てず、
お子様を、落ち着かせる事が、一番です。
どうしても、動きたがるお子様には、大人の
膝に座らせて、抱きかかえる形で、鼻血が
止まるまで、おとなしくさせるといいでしょう。
鼻血の時に出血する場所
鼻血が出る原因で、最も多いのは、
鼻の中にある、「キーゼルバッハ部位」の損傷です。
損傷と言っても、小さなお子様が、
鼻の中に指を入れて、ふざけただけで、
簡単に刺激されて、鼻血が出るんです。
そのくらい、子供の指でも、届くような、
鼻の穴からすぐの、浅い場所にあります
大人でも、強く鼻をかんだ時に、
出血してしまう、場合もあります。
鼻の中の血管は、とても細くて、
繊細な作りなので、ちょっとした
刺激で、出血しやすいんです。
花粉症や、アレルギー性鼻炎を
患っている場合も、粘膜が炎症をおこして、
鼻血が出やすくなっている事があります。
私は、アレルギー性鼻炎なのですが、
くしゃみをしただけで、鼻血が出て、
とても驚いた経験があります。
大人でも、とても簡単なきっかけで、
鼻血が出るのですから、すぐに鼻血を
出してしまうお子様がいるのも、納得です。
こんな鼻血には要注意
しかし、そこより奥の、深い部分からの
出血には、要注意してください。
鼻の奥には、太い血管も、あるんです。
もしも、そういった太い血管が、傷ついた
場合は、出血量が多いので、最悪の場合、
輸血が必要になる、可能性もあります。
また、次のような鼻血にも、注意が必要です。
- 20分以上、鼻血が止まらない場合
- 洗面器1杯くらいの、大量の出血をした場合
- 一度に、大量の鼻血がドバーっと出る場合
こういった状況で、気分が優れないと、
お子様が訴える場合は、病院や
耳鼻咽喉科を、受診してください。
再生不良性貧血や、出血性疾患、高血圧や、
白血病などの重い病気の、可能性もあります。
子供なのに、こんなに大量の鼻血が
出るなんて、信じられない、と思った場合は、
一度、病院へ電話することを、おすすめします。