面接!長所を活かす協調性のアピールとは?
[生活]「ワン ライフ、ワン カンパニー」
私の父が、退職前に言っていた言葉です。
団塊の世代の会社員は、会社に忠誠を尽くし、
会社の歯車のひとつ、として身を置きました。
そんな姿を見て育ったものの、若い時分は、
何かしらの違和感を感じていました。
一方、今の時代は、何か一つに突出した能力を
個性とみて、周りとの関わりは二の次。
様々なフィールドでも、見られる現象ですが、
集団として動く以上、しっくりこないです。
では、今、会社が本当に求めているのは、
どんな人材なのでしょうか。
就活での面接、あなたの長所を会社が欲しがる
能力として、アピールできていますか?
面接での協調性のアピールとは?
面接官は、面接であなたの何を見ているのか?
特に「集団面接」では、協調性を見抜かれますよ!
集団面接では、自分の順番が来るまでの
あなたの姿、しっかり見られています。
答えている人だけを見ている訳ではなく、順番を
待つ間の、他人の意見を聞く姿勢、重要です。
自分の主張だけを言えればよい、他人の意見を
参考にしない、そういった姿勢はよくありません。
また、自己アピールの仕方にも注意が必要ですよ。
- 自分はとても有能である。
- 自分の活躍だけで成功した。
このような、自己中心的な発言は、チームの和を
乱すタイプと、思われてしまいます。
では、どのように自己アピールすれば、面接官の
心をつかむ事が出来るのでしょうか?
具体的なエピソードでアピール
自分が経験してきた、集団の中でのエピソード、
これをアピールしてみましょう。
例えば、吹奏楽部に所属していたとすれば、
大所帯の中で、あなたはどのように立ち回ったのか。
部長や副部長が、部全体をまとめなければならない、
しかし、パートごとにうまくまとまらない。
忙しい部長の手助けをするため、他の意見も聞いた
上で、ムードメーカーとなり、努力した。
あなたは、スムーズな活動のために、自分の時間を
割いて、他のパートの意見の対立を調整した。
その後、部はどのように変わったのか、あなたは
この成果の裏に、他人がどう関わったのか。
あなたの行動の中にも、他人の助けがあったから
こその、感謝の気持ちも表わして、アピールする。
このように、実体験を通じてあなたの協調性を
交渉力やリーダーシップを絡めて、受身の色のない
形で表現してみましょう。
求められるのは協調性
会社での仕事は、「チームワーク」が大切です。
チームワークに必要なのは、個々の「協調性」です。
ひとつのチームの目指す、目標に向かって連携し
会社全体の利益のために、協力しあっていく。
上司・部下・同僚・取引先など、率先して協力し、
交渉し、時には自分の損も受け入れる、寛大さ。
ここまでの協調性の説明だと、
周りに合わせ上手で、流されやすい人。
そのように感じてしまいがちですが、協調性とは
「受け身」の姿勢で協力する事、ではありません。
- 相手の立場に立って考えられる。
- 複数の意見を取りまとめられる。
- 自分の意見を持ちつつ、周りの意見を取り入れる。
素直さと柔軟性、リーダーシップと交渉力を
持つ、協調性のある人材を望んでいます。
自分の強みは協調性の上に光る
では、協調性のある人材であれば、面接官の
気持ちを掴む事が出来るのでしょうか?
自分の持つ良さ・能力は、面接では添え物?
協調性だけアピールできれば、いいの?
そんな疑問が湧いてきます。
面接では、協調性が土台で、その上に個性。
個性は、協調性の上で発揮されるもの、と見ます。
チームを組んでの仕事のメリットとは、1人では
できないミッションを、他の力を得て成功できる、
ことなんです。
自分の持つ強みを発揮し、仲間の良さを引き出し、
サポートすることで、仕事の効率を上げる。
チームでの役割分担ができるかどうか、仲間を
尊重できるかどうか、です。
会社で大きな成功を収める、その過程の中に、
チームの協力体制なしでは、得られないものも
多くあるはずです。
協調性の中にこそ、光る個性。
チームの中に居なくてはならない、人材。
「協調性を持つ」ことは、周りへの気遣いの
表れですよ。
就活の面接の参考にしてみてくださいね♪