松の剪定時期はいつ?気をつけることは?
[生活]突然ですが、「松の剪定は難しい」と感じる方は、
多いのではないでしょうか。
まず、剪定時期がよくわかりません。
それに、どこをどう剪定していいのか、
サッパリわからないですよね。
プロの間でも、「松ができれば一人前」という風に、
言われているそうですよ。
ただし、業者に松の剪定を依頼するとなると、
かなりの金額が発生するので、
できることなら、自分で剪定したいですよね。
ここでは、松の剪定時期と、
剪定で気をつけることについて、ご紹介します。
松の剪定時期
松の剪定は、年2回が基本になります。
春の剪定・秋の剪定がありますので、
それぞれご紹介します。
- 春の剪定
春の剪定は「芽摘み」「ミドリ摘み」と言われており、
時期は5月から6月頃に行われます。芽摘みは、新芽を剪定して、余分な芽を摘み取り、
松の樹形を維持するために、行う作業です。
通常は、真ん中の芽を摘んで、二芽残します。地域によって、芽摘みの時期は異なりますが、
芽が手で摘めるくらいの、柔らかい時に、
剪定するようにしましょう。 - 秋の剪定
秋の剪定は「もみあげ」とも言われており、
時期は10月から1月頃に行われます。これは目安の時期で、地域によって異なります。
秋の剪定は、晩秋に行うのが最適です。北海道や東北などの寒い地域は、10月頃に、
四国や九州などの暖かい地域は、11月頃に行うと、
よいでしょう。真冬の剪定は、松にダメージを与えますので、
避けるようにしましょう。松は、日差しを好む樹木です。
松の葉は数年で落ちますが、古い葉が多いと、
枝に陽が当たりにくくなってしまいます。そこで、芽の下に残った、古い葉をもみ落として、
枝にも陽が当たるようにします。もみあげで、古い葉を取ることで、
葉の間にいる害虫も、取り除くことができます。
剪定で気をつけること
- 服装と道具
松の剪定用の衣服を、準備しましょう。
松を剪定すると、松脂が服に付着してしまい、
洗濯しても落ちません。汚れてもいい服で、できれば長袖・長ズボン、
動きやすい素材が、おすすめです。また、松がチクチクするので、
ゴム手袋などで、手を保護しましょう。
他に、脚立や剪定バサミなどを、用意しましょう。 - 秋の剪定は「Y字」に枝を残す
秋の剪定は、不要な芽や枝を切り落とし、
葉を残しながら、摘み取っていきます。この時、枝が「Y字」に残るように、
剪定するのが、ポイントです。 - 全体のバランスを見る
松を剪定する時は、時々遠くから離れて見て、
松のバランスを確認しましょう。あとは、角度を変えて眺めるなどして、
切る枝を決めましょう。同じ角度ばかりで見ていると、
飛び出してる枝を見逃したりするので、要注意です。剪定してからでは、取り返しがつかないので、
じっくり眺めてから、剪定するようにしましょう。
いかがでしたか。松の剪定時期と、
剪定で気をつけることについて、ご紹介しました。
剪定の時期は、住んでいる地域でも異なりますので、
参考程度にしてくださいね。
私の実家の庭にも、松が植えられていたのですが、
完全にほったらかしの状態で、
かなりワイルドな、見た目になっていました。
手入れをされている松は、それだけで美しいですよね。
やっぱり松は、手入れをする価値がある木だと、
つくづく思います。
少し手入れが面倒ではありますが、
松の剪定に、ぜひチャレンジしてみて下さいね!