妊娠中の妻に家事は辛い!?そんな時夫はどうする?
[生活]妊娠は、とても喜ばしいことなのですが、
女性にとっては、とてつもなく大きな変化です。
いつ終わるかわからない、つわりに悩まされたり、
赤ちゃんが育って、どんどん重くなっていくお腹に、
精神的に不安になる妊婦さんも、少なくありません。
男性から見れば、不思議なことだらけかもしれません。
「嫁がつわりを理由に、家事をサボっている」
「多少辛くても、最低限の家事ぐらいできるだろう」
初めて妻が妊娠した時、こんな風に思う男性も、
もしかしたら、いるかもしれません。
男性には、妊娠した妻に起きる様々な変化や、
妊婦にとっての家事と、夫ができる協力について、
新しい家族を迎える前に、知っておいて欲しいのです。
妊婦の最難関「つわり」に正解はない
つわり(悪阻)とは、妊婦に起こる、
辛さや痛みを伴う、さまざまな、
症状全般を指す、言葉です。
吐き気、嘔吐などが、一般的な悪阻の症状と、
思われていることが、多いようですが…
しかし実際は、その症状も、度合いも、
終わる時期にも、すべて「個人差」があり、
育児本などは、全くあてにならないと、
言ってよいでしょう。
妊娠後期に起こりうる、症状も含めると、
悪阻の症状は、かなり、多岐にわたります。
眠気 さまざまな匂いに敏感になる
好き嫌いの変化 呼吸が苦しくなる 息切れ
肩こり 腰痛 頭痛 股関節の痛み…etc.
これだけ並べても、あくまで一部です。
人によっては、複数の症状が出たり、
症状が日に日に、変化していくことも。
科学的にはまだ、つわりの全容は解明されておらず、
男性だけでなく、女性にとっても、
妊娠中の変化とは、不思議なことだらけなのです。
つわりで家事が辛い!そんな時夫はどうするべき?
先ほども言った通り、つわりの症状には、
個人差が大きく、妊婦が辛いと感じることも、
人によって、大きな差があります。
まずは自分の妻に、どんな症状が出ていて、
どんなことを、辛いと感じているのか、
妻の話を聞くことが、絶対に必要な手段です。
妻の体の症状と、家事の現状を知り、
助けが必要なこと、辛さを軽減できる方法を、
ひとつでも多く、見つけてあげてください。
例えば、料理の匂いが辛い、というのなら、
お弁当やお惣菜を、買ってきてくれるだけでも、
妻の負担は、かなり減ります。
家事の経験がほとんどない、という夫であれば、
ロボット掃除機や、食器洗浄機、洗濯乾燥機など、
便利な家電を購入するのも、決して、
無駄な出費には、ならないはずです。
自分や妻の家族・親戚・友人などに、お願いして、
家事を手伝ってもらったり、援助してもらうことも、
決して、恥ずかしいことではありません。
むしろ、どんどん頼ってもらいたい、と、
思っている人たちも、必ずいるはずです。
妊娠中から育児は始まっている
子供を産むことは、女性にしかできませんが、
育児は、家族全員が協力して行うものです。
そして、赤ちゃんが生まれた時からではなく、
「妻が妊娠した時から、育児がはじまる」
ということは、決して忘れないでください。
夫がやるべき家事は〇〇、これさえやればOK、というような、
マニュアルや定義は、育児には、一切ありません。
今まで当たり前にできていた家事が、できなくなり、
病気でもないのに、と自分を責めてしまい、
精神的に不安定になってしまう、妊婦さんも多いのです。
夫婦間の、密なコミュニケーションが、
問題を解決する、鍵になります。
仕事で疲れていても、一日ほんの10分でもいいので、
妻の話を聞く時間を、意識的に作ってください。
具体的な提案や、解決策が出せなくても、構いません。
女性は、自分の話を聞いてくれる存在がいる、
ということを実感するだけでも、安心できるのですから。
たった10分の会話でも、妻が救われることも、
夫が気付かされることも、たくさんあるはずですよ。
最後に
妻の妊娠中に起こる変化を、夫がすべて、
理解・共感してあげることは、
おそらく、不可能に近いでしょう。
それは妊娠中のできごとだけでなく、出産、
育児についても、同じことが言えます。
ですが、夫婦の間の、思いやりの気持ちは、
生まれてくる子供にも、必ず伝わるのです。
新しい家族が増える、ということは、
夫にとっても、妻にとっても、
はじめのうちは、苦労ばかりかもしれません。
その苦労を、一緒に分かち合える家族なら、
将来の楽しみや喜びは、何倍にも大きくなりますよ!